Tuesday, December 10, 2019 9:10 AM

ウェイモのロボタクシー利用、10万件突破

 アルファベット傘下の自動運転車(AV)開発および移動サービス大手ウェイモ(Waymo)は5日、同社が運営する自動運転タクシー(ロボタクシー)の利用数が10万件を超えたことを明らかにした。

 ブルームバーグ通信によると、アリゾナ州チャンドラーで始まったウェイモ・ロボタクシー・サービスは同日、開始からちょうど1周年を迎えた。

 ウェイモはこれまで、グーグルのモバイルOS「アンドロイド」向けのアプリケーション利用者を対象にロボタクシー・サービスを試験提供してきたが、アップルの「iOS」端末向けアプリを近く市場投入し、アイフォーン利用者にもロボタクシー・サービスを提供する方針だ。

 ウェイモは、グーグルのAV開発部門として約10年前に設立された。ロボタクシー・サービスは現在、月間1500人の利用者があり、週間利用数は2019年1月からこれまでに3倍に増やした。

 ウェイモはまた、今夏から「ライダー・オンリー(乗者だけ)」という選択肢を提供しており、緊急対応の「安全ドライバー」が不在の完全無人タクシーを一部の顧客を対象に限定的かつ試験的に提供している。

 同社は、ライダー・オンリーを拡充する計画も明らかにした。それに伴い、これまで部分的に無料で提供してきたライダー・オンリー・サービスをウーバーやリフトに対抗する価格で有料化する方針だ。

https://www.bloomberg.com/news/articles/2019-12-05/waymo-s-autonomous-taxi-service-tops-100-000-rides?srnd=technology-vp