Monday, December 16, 2019 9:12 AM

GM、ウェンツビル工場を改装〜次世代ピックアップ製造へ

 GMは、バンやトラックを製造するミズーリ州ウェンツビルの組立工場の改装に着手する。UAWとの新労働協約で合意した15億ドルの投資の一部。

 オートモーティブ・ニュースによると、GMはウェンツビル工場の設備を10億ドルで刷新し、次世代中型ピックアップを製造すると発表した。この投資で約4000人の雇用が維持される。

 GMによると、工場従業員の半分は新型ピックアップを、残りの半分はフルサイズのバンを組み立てる予定。塗装工場、車体工場、一般組立部門に新しい機械やコンベヤー、制御装置、工具が導入される。改装工事期間は数カ月。

 改装中に従業員は通常の休暇に数週間のダウンタイムが追加されるが、ほとんどの期間中は通常の生産が続けられる。

 GMのマーク・ロイス社長は「成長分野に投資し、米国の製造基盤を強化するための包括的な戦略の一部だ。GMはどのメーカーよりも多くピックアップを販売しており、強みをさらに強化するための積極的な計画を立てている」と説明した。

 セントルイス郊外にあるウェンツビル工場は1983年にオープンした。敷地面積は510万平方フィート、約4000人が3交代で作業している。製造車種は「シボレー・コロラド」と「GMC・キャニオン」のピックアップ、「シボレー・エクスプレス」と「GMC・サバナ」のバン。