Tuesday, February 11, 2020 9:08 AM
ビオニア、アジアのメーカーにビジョンシステム供給へ
スウェーデンの車載エレクトロニクス大手ビオニア(Veoneer)は、ボルボ・カーズとの合弁事業ゼニュイティー(Zenuity)とともに、次世代モノビジョンとレーダーシステムをベースにしたアクティブセーフティー(予防安全)システムを、アジアの自動車メーカー(社名は不明)に供給する。
ビオニアによると、納入は2022年に開始する予定。このシステムは、欧州の新車安全性評価制度「ユーロNCAP」のあらゆる要件を満たすため、コンピュータービジョン・アルゴリズムを使って、カメラによる認知機能をレーダーで補完する構造になっている。ゼニュイティのソフトウェアでカメラとレーダーから入ってくる情報を融合し、信頼性、安全性およびシステムの可用性を高めている。
このアジアの自動車メーカーは、ビオニアのビジョンシステムを導入する8番目の顧客となる。ビオニアとゼニュイティーは19年9月、欧州の自動車メーカーから、欧州向けモデル用にカメラベースの次世代モノビジョンシステムを供給する契約を取り付けている。
先進運転支援システム(ADAS)や自動運転システム用のソフトウェアを開発するゼニュイティーは19年、ボルボの新型電動SUV「XC40」に運転支援や安全ソフトウェアの供給を始め、新しい電動パフォーマンスカー「ポールスター2」にもソリューションを提供している。
https://www.veoneer.com/en/press-releases?page=/en/pressreleases/veoneer-selected-to-supply-system-based-on-next-generation-vision-and-radar-system-1770428