Thursday, March 12, 2020 10:14 AM
ボッシュ、21年に48V電池の量産開始
自動車部品大手ボッシュは、2021年夏にドイツ・アイゼナハにある工場でハイブリッド車(HV)用48ボルト(V)電池の生産を開始する。
ニュースサイトの新華網によると、ボッシュはこれに伴いアイゼナハ工場に8000万ユーロ(9000万ドル)を投資する計画で、新しい電池生産施設では約120人の雇用が生まれる見込み。
当初は中国の自動車用リチウムイオン電池大手CATLが中国の工場からセル(電池の基幹部品)を供給するが、CATLは現在ドイツのエアフルトに工場を建設中で、将来はそこからアイゼナハ工場に供給する予定。
ボッシュは初代の48V電池を中国の工場で生産しており、19年9月にCATLと高性能セルの開発で提携している。CATLはボッシュの48V電池向けに、ボッシュの仕様に合わせた電動車用電池セルを設計、開発、製造する。
ボッシュの48V電池は、48V電源のハイブリッド・パワートレインの中核部品で、併用する内燃エンジンを増強し、ブレーキ作動時に充電され、燃料消費を最大15%削減する。
ボッシュは「この48Vハイブリッド電源は、確実に将来の自動車市場で最低限必要な基準になる」と話しており、25年までに世界で販売される新車の20%近くが48Vシステムやそれに相当するバッテリーを搭載すると予想している。
http://www.xinhuanet.com/english/2020-02/27/c_138824950.htm