Friday, March 27, 2020 10:10 AM

マレリ、デトロイト郊外に北米本社

 マレリ(Marelli)は、デトロイト近郊に3カ所ある拠点を、ミシガン州サウスフィールドの新しい北米本社に統合する。2019年、FCAはマニエッティ・マレリを65億ドルでカルソニックカンセイに売却した。統合会社は社名をマレリ(本社・埼玉県)と改称し、世界規模で再編を進めている。

 オートモーティブ・ニュースによると、新本社は顧客である各メーカー拠点の中央に位置し、移転による従業員への影響も最小限に抑えられる見込み。移転は20年の秋の終わりに始まり、21年3月までに完了する予定だ。

 サウスフィールド新本社は、サプライヤー大手フェデラルモーグルの本社があった場所。現在の3つのオフィスから新本社に集約される人員は500名で、面積は20万平方フィートにおよぶ。従業員が1カ所に集結することで、連絡と共同作業、そして2社の統合が進む。

 マレリはパワートレインのコンポーネントからサスペンション装置、空調機器、エンジン冷却装置、排気装置といった多様な部品を生産している。