US Frontline News

Monday, April 06, 2020 9:59 AM

カナダのサプライヤー3社も人工呼吸器製造を支援

　マグナ、リナマー、マーティンレアのカナダ自動車部品大手3社が、同国の自動車部品製造業協会（APMA）やオンタリオ州とともに、カナダでの新型コロナウイルス感染拡大に対処するため人工呼吸器の製造を支援する。APMAが公式サイトで発表した。

　3社は、オンタリオを拠点とするソーンヒル・メディカル（Thornhill Medical）とオーツー・メディカル・テクノロジーズ（O-Two Medical Technologies）、そしてGMとベンテック・ライフシステムズ（Ventec Life Systems、ワシントン州）が行う人工呼吸器製造プロジェクトを支援する。

　マグナはこれらのプロジェクトに、部品の供給、物流、資材調達面で関与する。リナマーは取引先と協力し、人工呼吸器の製造の可能性に関する調査に当たっている。ロイター通信によると、GMとベンテックはインディアナ州のGM工場で人工呼吸器20万台の製造を目指している。

　オートモーティブニュース・カナダによると、APMAのフラビオ・ボルペ会長は2週間前にカナダのサプライヤー各社に呼びかけ、医療従事者向けの保護具と医療機器の製造に関する支援を要請した。

　一方、カナダで先進的製造業スーパークラスターの構築を目指す産業界主導の団体Next Generation Manufacturing Canada（NGen）は、5000万カナダドル（3500万米ドル）を投じて、新型コロナ対策で必要な技術、機器、医療製品を生産する企業を支援する方針を表明している。