Tuesday, April 07, 2020 9:36 AM
アプテラの高効率ソーラーカー、原油安と闘えるか
電気自動車(EV)開発のアプテラ・モーターズ(Aptera Motors、カリフォルニア州)は、太陽光発電を使った極めて燃料効率の高いEVの発売を計画している。
グリーンカー・リポーツによると、この車は2人乗りの三輪車で、超軽量構造と流体力学的スタイルに加え、1日約40マイル走れる補助的なソーラー充電機能を備えているため、航続距離は1000マイルを超えるという。
アプテラは2011年、エネルギー省から低金利融資を受けられなかったため事業清算に追い込まれたが、その後3人の創業者が知的財産を買い戻し、車を改良してて19年に復活した。現在は生産のための資金を集めるためクラウドファンディング・キャンペーンを展開している。
しかし、世界では石油がだぶついている今、米国のガソリン価格は1ガロン=2ドル近くに下がっている。これまではガソリン価格が下がると燃費の良い内燃エンジン車やハイブリッド車(HV)の販売が落ちるというのが定説だったため、原油依存問題と絡めて燃料効率を売り物にしたEVをこの時期に発売することが得策なのか疑問視する向きもある(全米自動車協会=AAA)。ただ、ウォールストリートの証券アナリストらのように、EVの場合はそうならないという意見もある。
https://www.greencarreports.com/news/1127626_aptera-s-hyper-efficient-solar-charged-car-does-2-gas-change-its-appeal