Thursday, May 28, 2020 9:33 AM

フォード、カンザスシティー工場を再び閉鎖

 フォードは26日、操業を再開して間もないミズーリ州のカンザスシティー工場を再び一時的に閉鎖した。従業員1人が新型コロナウイルスの感染検査で陽性となったため。

 オートモーティブ・ニュースによると、フォードは新型コロナの感染拡大を受けて北米の全工場を約2カ月休止し、18日に操業再開させた。しかしその後も一部の工場で従業員の陽性が確認されており、操業を再び停止したのはカンザスシティー工場が3カ所目。

 カンザスシティー工場はトップセラーのピックアップ・トラック「F150」を製造している。フォードは声明で、陽性となった従業員の作業区画や使用した道具、作業中に歩いたと思われる区画を清掃、消毒すると説明した。同時に、陽性の従業員と濃厚接触した従業員らに事態を知らせるとともに2週間の自主隔離を求めた。

 SUVの「エクスプローラー」などを製造するイリノイ州シカゴの工場は19日午後、従業員2人が新型コロナ陽性となったことで操業を止めた。同工場はその後、部品不足が理由でまた一時操業を中断した。

 ミシガン州ディアボーンのトラック製造工場も20日に操業を停止した。