Monday, June 01, 2020 9:58 AM

独ZF、最大1万5000人削減へ

 ドイツのサプライヤー大手ZFフリードリヒスハーフェンはこのほど、需要の低迷に対応するため2025年までに最大1万5000人の人員削減を行う計画を明らかにした。全従業員の約10%に当たる。

 ロイター通信によると、削減数のうち1万2000〜1万5000人はドイツ国内が対象。メーカー向けにギヤボックスやハイブリッド・ドライブトレインを開発するZFは、19年末現在で14万7797人を雇用している。

 ウォルフヘニング・シャイダーCEOはメールで「顧客側で需要が凍結した結果、当社は20年に大きな経済的損失を出すことになる」「経済的独立を揺るがす損失であり、危機的状況は長引くだろう。22年も売り上げは目標を著しく下回ることになる」と述べた。

 同社の広報担当者はコメントを控えている。