Tuesday, June 09, 2020 9:55 AM
オムニビジョン、世界初のウエハーレベルカメラ開発
先進デジタル画像処理技術のオムニビジョン・テクノロジーズ(OmniVision Technologies、カリフォルニア州)は、自動車グレードのウエハーレベル・カメラを発表した。
同社の「OVM9284 CameraCubeChip」は、6.5×6.5ミリというコンパクトな解像度1メガピクセル(MP)のモジュールで、車室内に目立たないように配置しやすく、ドライバー監視システム(DMS)設計者の柔軟性を高める。量産は20年第4四半期の予定。
アーロン・チャン・マーケティングディレクターは「ほとんどの既存のDMSカメラにはガラスレンズを使われている。ガラスレンズは大きく、ドライバーの視線から遠ざけることが難しく、ほとんどの車種には高価すぎる。当社の『OVM9284 CameraCubeChip』は、世界で初めて自動車設計者に小型で低消費電力かつリフローはんだ付けが可能なウエハーレベル・カメラを提供する」と話している。
同社は、イメージセンサー、信号プロセッサ、およびウエハーレベル・カメラを単一のコンパクトなパッケージに統合し、開発時間の短縮と供給の信頼性向上を図っている。
オムニビジョンは5月、コンパクトで低消費電力な1.3MP 「OX01E10」システムオンチップ(SoC)を開発しており、さまざまな厳しい照明条件下でエントリーレベルのバックカメラ(RVC)を可能にしている。
https://www.ovt.com/news-events/product-releases/omnivision-unveils-worlds-first-automotive-wafer-level-camera-module-enabling-better-driver-monitoring-systems-in-more-vehicles