Tuesday, June 30, 2020 10:51 AM
運輸省、AVの安全性と公道試験への理解深める活動開始
米運輸省は、自動運転車(AV)の安全性と公道実験の透明性を高める新しい活動「Automated Vehicle Transparency and Engagement for Safe Testing=AV TEST」を開始し、9つの企業と8つの州が参加したことを明らかにした。
グリーンカー・コングレスによると、最初に参加した企業は、それぞれ自動運転技術を開発するビープ(Beep)、クルーズ(Cruise)、フィアット・クライスラー・オートモービル(FCA)、ローカル・モーターズ、ナビヤ(Navya)、ヌーロ(Nuro)、トヨタ、ウーバー(Uber)、ウェイモ(Waymo)の各社。州は、カリフォルニア、フロリダ、メリーランド、ミシガン、オハイオ、ペンシルベニア、テキサス、ユタとなっている。
「AV TEST」活動は、自動運転システムの開発と試験に関する透明性と安全性を向上させるための全国的な公開イベントも行う。参加者は活動に関する情報を共有でき、これでAVの公道実験に対する国民の意識も高まり、安全と革新を促進する上での同省の役割が一元化され、連邦政府、州政府、地方政府、および関係者間の連係が強化される。
「AV TEST」は自由参加の活動で、自動運転システムの試験やその他の安全関連情報を一般市民と共有するため、一般向けのオンライン・プラットフォームを提供する。オンライン・マッピング・ツールは、地域、州、および国レベルで試験が実施されている場所、日程、頻度、車両数、経路といった活動情報を提供する可能性がある。
「AV TEST」は、自動運転システムを搭載した車の安全な開発と試験に携わるすべての関係者に公開され、今後は州や地方レベルでは陸運局、運輸局、高速道路安全事務所、市政府など、業界レベルでは、開発業者、メーカー、サプライヤー、オペレーター、試験実施業者などが参加する可能性がある。