Friday, July 31, 2020 10:06 AM

ベロダイン、仏社と3年契約〜交通監視システム向けセンサー

 ライダー大手ベロダイン・ライダー(Velodyne LiDAR、カリフォルニア州)は、フランスの交通管理および速度計測システム供給大手パリフェックス(PARIFEX)と3年間の販売契約を結んだ。

 グリーンカー・コングレスによると、 パリフェックスは事故の低減と道路の安全性向上に役立つ交通監視ソリューションにベロダインのライダーを使用する。具体的には、パリフェックスの速度違反監視システム「NANO-CAM」とその他の違反監視システム「NOMAD」にベロダインのライダー「Puck」を搭載して、車両、歩行者、自転車などの静止または移動している物体を匿名性を維持しながらリアルタイムで追跡する。

 「NANO-CAM」は、交通安全のための速度制限施行のほか、スマートシティ、スマートパーキング、自動運転車のナビゲーション支援といった用途に導入でき、 「NOMAD」は、赤信号、制限速度、一時停止標識、電話の使用などに関する違反行為を監視できるマルチ違反監視システム。

 パリフェックスは「Automated with Velodyne」のパートナー企業。パリフェックスのナタリー・ドゥガン販売責任者は「事故率を下げ道路の安全性を高めるには、速度違反やその他の交通ルール違反を摘発することが重要。ベロダインのライダーは、車両の検出、カウント、位置特定、追跡に必要な範囲と精度を提供して、当社のソリューションに強力な技術を加え、さまざまな明るさや気象条件下で優れた性能を発揮する」と話している。

 ベロダインの「Puck」は、リアルタイムの物体や空間検知を可能にする豊富な3Dコンピューター知覚データを提供する。小型ながら100メートルの範囲を検出でき、その信頼性、電力効率、サラウンドビューは歩行者の安全、車両交通、駐車スペースの管理といったスマートシティーの用途に適している。

https://www.greencarcongress.com/2020/07/20200727-velodyne.html