Friday, September 11, 2020 10:18 AM
アレグロ、ライダー技術のボクステルを買収
半導体大手アレグロ・マイクロシステムズ(Allegro MicroSystems、ニューハンプシャー州)は、目に安全なアイセーフ長距離ライダー(光検知・測距装置)など先端光学や3Dイメージング技術を持つボクステル(Voxtel、オレゴン州)を買収した。
アレグロは、ボクステルのレーザーやイメージング製品とアレグロの自動車業界における専門知識を結集して、次世代先進運転支援システム(ADAS)の提供を目指す。アレグロのラヴィ・ヴィグCEOは「当社は自動車向け磁気センサーの市場リーダーで、毎年10億台以上のディバイスを出荷しており、そのうち1億台は半自動運転システムを含む高度な自動車安全システム向けとなっている。当社はボクステルのADAS用ライダー製品を強化できる独特なポジションにあり、ライダーをより安全で費用効率が高く、将来の自動車に広く採用される機能にできる」と話している。
今回の契約には、ボクステルのロボット、ドローン、重機、マッピングおよび測量、環境モニタリング、防衛、宇宙探査に関する事業のほか、特許や進行中の研究開発(R&D)を含む知的財産、経験豊富なエンジニアや科学者のチームも含まれる。
ライダーは自動運転分野で需要が堅調に高まっており、ボクステルの製品は今後アレグロの業績向上に貢献すると見られている。ボクステル製品には、レーザー、タイム・オブ・フライト(TOF)型ROIC(読み出し集積回路)、単一ピクセルの1Dおよび2D光検出器などがある。
https://www.allegromicro.com/en/about-allegro/news-room/2020/allegro-acquires-voxtel