Wednesday, October 14, 2020 10:10 AM
ウェイモ、無人配車を再開〜アリゾナで、一般利用者にも
アルファベット傘下の自動運転技術開発企業ウェイモ(Waymo)は、新型コロナウイルスの影響で中断していた自動運転タクシー(ロボタクシー)による配車サービスをアリゾナ州フェニックスで近く再開すると発表した。同時にこれまで特定の人々だけに提供していた完全自動のロボタクシーによるサービス「ウェイモ・ワン」を一般住民にも広げ、サービスの商用化を進める。
ロイター通信によると、「ウェイモ・ワン」サービスは、緊急時に備えた「安全ドライバー」が同乗しない完全自動ミニバン(FCA「パシフィカ」)を使ってこれまでは守秘義務に同意した人だけに提供されていた。数週間以内には、フェニックス周辺50平方マイルで乗りたい人は誰でもスマートフォン・アプリを通じて呼べるようになる。
新型コロナの感染拡大を受けて今春にサービスを中断する前は、ウェイモは有人・無人のロボタクシーサービスをフェニックス地域で週に1000〜2000回提供していた。そのうち無人の「ウェイモ・ワン」サービスは5〜10%だったが、ウェイモのジョン・クラフチックCEOによると、サービス再開後はほとんどが無人ロボタクシーになる。
一方、新型コロナによってあらゆる種類の配車サービスは需要が落ち込んでおり、ウェイモは車両の衛生管理に力を入れている。車両を遠隔監視し、利用者にはマスク着用を求めるほか、車は自動車小売り大手オートネイションとの提携で定期的に清掃される。メーカーのフィアット・クライスラーは、利用者を下ろすたびに車内の空気を洗浄するシステムを開発した。
https://www.reuters.com/article/us-waymo-autonomous-phoenix/waymo-opens-driverless-robo-taxi-service-to-the-public-in-phoenix-idUSKBN26T2Y3