Monday, November 16, 2020 9:02 AM

TICA、ジョージア施設を拡張

 豊田自動織機の米子会社で、カーエアコン用コンプレッサー部品の製造・販売のトヨタインダストリーズコンプレッサーパーツアメリカ(TICA)は、ジョージア州ジャクソン郡ペンダーグラスの生産施設を拡張する。搭載パワーエレクトロニクスの需要の高まりに対応する。拡張に550万ドルを投資し、27人を新しく雇用する予定。

 TICAのペンダーグラス工場は、自動車用の空調用コンプレッサーを製造している。1万5000平方フィートの拡張により、DC-ACインバーターの生産ラインを増設する。コンプレッサー部品は、隣接するTDオートモーティブコンプレッサージョージアに納品される。

 2社の統合施設は、100万平方フィートを超える生産スペースがあり、10億ドルを超える投資が行われている。

 豊田自動織機は、2012年に3億5000万ドルの初期投資を行い、TICAを設立した。トヨタのほか、Chrysler、Ford、GMなどにコンプレッサーを供給している。

 豊田自動織機の2020年6月30日に終了した第1四半期では、カーエアコン用コンプレッサー事業の売上高は、前年同期比47%減の457億円だった。主に北米と欧州で売上が減少した。