Tuesday, November 17, 2020 9:02 AM

トヨタと岩谷産業、加州で水素補給拠点を増設

 トヨタは12日、岩谷産業がカリフォルニア州で進める水素ステーションの増設計画を支援すると発表した。

 両社のプレスリリースによると、岩谷産業は州南部の水素ステーション数を25%近く増やす計画で、水素燃料電池車(FCV)などの燃料としての水素供給量が1日6300キロ増えることになる。

 新しいステーションの建設は2021年初めに開始され、同年半ばまでに試験営業が順次始まる予定。 7つのステーションはすべて一般の利用が可能。

 7カ所の水素小売り拠点には、水電解槽の世界大手ネル・ハイドロジェン(Nel Hydrogen、ノルウェイ)が提供する最新の水素補給技術「H2Station」が導入される。各ステーションに2つの補給口があり、それぞれが1日最大900キロの水素を供給できる。

 今回の拡張は、岩谷がカリフォルニアで行う1回の投資としては過去最大規模。これで同社が世界で運営する水素燃料補給拠点は64カ所になる。

 北米トヨタのダグ・マーサ・グループバイスプレジデント(企業戦略および計画担当)は「カリフォルニアでの水素給油インフラ拡張は、ゼロ排ガス車の需要が高まっている証拠であり、岩谷アメリカの増設事業を支援することを楽しみにしている。当社の燃料電池車の第2世代モデルとなる2021年型『トヨタ・ミライ』は20年末までにディーラーに届く予定で、水素燃料供給網を成長させるには絶好の機会となる」と話した。

https://pressroom.toyota.com/iwatani-corporation-of-america-and-toyota-collaborate-to-bring-seven-new-hydrogen-refueling-stations-to-southern-california/