Monday, December 21, 2020 8:28 AM

英新興EVアライバル、ノースカロライナに北米本社設立

 英国の新興EVメーカー、アライバル(Arrival)は、ノースカロライナ州シャーロットに北米本社を設立する。

 アライバルは新オフィスに約300万ドルを投資し、約150人を雇用する。シャーロット市の戦略的エネルギー行動計画(SEAP)に定められた目標を達成するため、市と協力する意向を記した覚書(MOU)に調印した。

 アライバルはバンやバスなど電動商用車の開発を専門とする。11月には特別買収目的会社(SPAC)CIIGマージャーとの合併を通じて上場する計画を発表した。同社には現代、起亜、ウィンターキャピタル、ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)などの大手企業や、ブラックロックが管理するファンドやアカウントなどが出資しており、同社と現代、起亜はゼロエミッション車の共同開発も模索している。

 2020年初めにアライバルに出資したUPSは、電動バン1万台の購入を約束している。アライバルはすでに受注総額が12億ドルに上り、21年第4四半期には最初の製品を生産する予定。