Wednesday, December 23, 2020 9:37 AM

コロナワクチン配布、温度追跡装置が重要に

 新型コロナウイルスワクチンの流通が始まったが、一部でワクチンが適正な温度で輸送されなかった例が見つかった。予防接種の取り組みを支えるため、高度な機能を持つ温度追跡装置の役割が重要になっている。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、製薬会社や運送会社は、一連のセンサー、プローブ(探針)、感熱ラベルを使って貨物内部の温度変化を計測し、大切な貨物が途中で無駄にならないよう、わずかな温度差も特定できるように記録している。

 輸送中のコンテナ内の状態変化を追跡するバーコード付きタグを生産しているバーコード(Varcode、イスラエル)のジョー・バットーCEOは「新型コロナウイルスワクチンはかつてない短期間で開発されたが、最も難しいのはその配布になるだろう」と話す。