Thursday, January 28, 2021 9:09 AM
ライトニング、EV需要受け生産力を急拡大
電動商用車の製造大手ライトニング・イーモーターズ(Lightning eMotors、コロラド州)は、企業や政府機関からの電気自動車(EV)需要の高まりを受け、生産力を急拡大している。
グリーンカー・コングレスによると、同社は2018年、本社および製造や研究開発(R&D)業務をコロラド州ラブランド南西部にある旧ヒューレット・パッカード /アジレントの施設(敷地面積約100万平方フィート)に移転。20年初めには敷地にある建物全体を引き継ぎ、床面積を4万5000平方フィートから12万4000平方フィートに拡大した。さらに現在は隣接して10万7000平方フィート分を追加している。
また、需要に対応するにはそれ以上のスペースが必要と判断される場合、追加で50万平方フィートを超える製造スペースを確保できる権利も獲得している。
ティム・リーサーCEOによると、新しいスペースは当初、長距離用大型バスの電動化とあらゆるクラスの燃料電池車(FCV)の開発に使用し、第2段階では22年に3000台の電動車両を生産するという計画を実現するために重要な追加の生産能力を提供する。
ライトニングは20年の夏から秋にかけて生産量を7倍以上増やし、受注の増加に伴いさらに生産量を増やしている。従業員の数も最近倍増したばかりで、21年もさらに倍増する予定。また、拡張の一環として、CNCレーザーカッターや粉体塗装装置などのテクノロジー導入や自動化にも取り組んでいる。
ライトニングは、北米の事業者向けに電動および燃料電池式の中型商用車、長距離用大型電動バスを提供しているほか、ライトニング・エナジー部門を通じて業務用や政府機関用車両に充電技術やサービスとしてのエネルギー(EaaS)も提供している。
https://www.greencarcongress.com/2021/01/20210121-lightning.html