Friday, February 19, 2021 8:23 AM
シェル、25年までにEV充電拠点50万カ所へ拡大
英蘭系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルは、ネットゼロ・エミッション・エネルギー製品およびサービスへのシフトを加速する戦略の一環として、2025年までに電気自動車(EV)の充電ネットワークを50万カ所に拡大する計画だ。
同社のプレスリリースによると、現在、シェルのネットワーク内には約6万件のEV充電施設があり、同社は事業を確立したプレイヤーの買収を通じて、EV充電分野での存在感を高めようとしている。
シェルは1月、EV充電設備開発大手のユビトリシティ(Ubitricity)の100%株式を購入する契約に署名したと発表しており、取り引き完了後にユビトリシティはシェルの完全子会社になる。ドイツを拠点とするユビトリシティは、英国に2700を超える充電施設を備えた公共充電ネットワークを持ち、欧州の大口顧客向けに1500カ所以上のプライベート充電施設を設置している。
またシェルは19年、ドイツのエネルギー貯蔵およびソリューション・プロバイダー、ゾネン(sonnen)と米国のグリーンロッツ(Greenlots)を買収した。
ベン・ファン・ブールデンCEOは「この加速戦略は、炭素排出量を減らし、株主、顧客、そしてより広い社会に価値をもたらす。私たちは顧客が求め、必要する製品やサービスを提供しなければならず、それは環境への影響が最も少ない製品だ。同時に、社会と歩調を合わせてネットゼロ・エミッション事業へと移行し、競争力のあるポートフォリオを構築するため当社の強みを生かしていく」と話している。
https://www.shell.com/media/news-and-media-releases/2021/shell-accelerates-drive-for-net-zero-emissions-with-customer-first-strategy.html