Thursday, March 04, 2021 9:08 AM
マグナ、サラウンドビュー・システム提供を拡大
マグナ・インターナショナルは、自動車用にサラウンドビュー・カメラと電子制御ユニット(ECU)の新製品を発表した。
同社のプレスリリースによると、マグナはこれらのシステムを2022年型の車両から複数のプラットフォームに組み込みを始める予定(メーカーや車種は不明)で、より幅広い顧客ベースに3D(3次元)サラウンドビュー・システムが提供されるようになる。
マルチカメラシステムは、車両の周囲360度に及ぶ高解像度な視野を提供し、ドメインコントローラーは4つのカメラ画像を処理して3Dサラウンドビュー画像を作成する。狭い場所での駐車でドライバーを支援するほか、急ブレーキをかけた時にはデータを連係して車のほかのシステムに警告し、カメラのレンズが雪、氷、土、雨滴などによって視界を妨げられた時は自動的に検出してドライバーに警告する。
マグナ・エレクトロニクス部門(ミシガン州拠点)のウービ・ガイジンガー社長は「費用対効果の高い高性能サラウンドビュー・プラットフォームを提供することで、顧客がより多くのドライバーに安全性と便利さを提供できるよう支援している。こうしたより幅広い路上体験が、360度の高度なカメラ性能と完全なシステム統合を必要とする将来の自動運転の優れた実現要因になる」と話している。
マグナは20年11月、欧州の自動車メーカーからモービルアイのEyeQシステムオンチップ(SoC)画像処理技術を搭載した第5世代「ワンボックス」前向きカメラシステムの供給契約を獲得している。
https://www.magna.com/company/newsroom/releases/release/2021/02/25/news-release—magna-to-deliver-3d-surround-view-with-next-gen-cameras-and-electronic-control-units