Tuesday, March 23, 2021 10:26 AM
コンチネンタル、自動運転技術専門の部門開設へ
独サプライヤー大手コンチネンタルは、多くの電子機器を搭載する電気自動車(EV)関連の売り上げが増える中、自動運転技術専門の部門を設置する。
ロイター通信によると、コンチネンタルの取締役会はこのほど、運転支援技術事業を2022年から新部門Autonomous Mobilityに移す計画を承認した。同社は現在、パワートレイン部門ビテスコ・テクノロジーズ(Vitesco Technologies)のスピンオフ計画も進めている。
ニコライ・セッツァーCEOは「自律型モビリティー市場は今後3年間で2倍以上に成長するだろう。当社の目標は、運転支援技術および自動運転分野で世界の技術的リーダーであり続けること」と話している。
ビテスコのアンドレアス・ヴォルフCEOは、2030年までに世界で生産されるライトビークルの6割が電動車になり、特に中国と欧州で電動化が進むと予測している。
コンチネンタルは3月初め、21年を通して続くと見込まれる半導体不足やコロナ禍の影響で同社の利益率が圧迫されると警告した。コロナ禍の打撃は甚大で、20年は約3万人を削減または異動させる計画を発表したほか、収益の減少が続いて前CEOエルマー・デゲンハルト氏が突然の辞任に追い込まれた。その後も半導体問題は業界全体を悩ませている。
セッツァーCEOは12月、成長分野の事業強化を約束。業界で電動モデルやソフトウェアベースの機能が増加するのに合わせ、同社は21年、自動運転技術への投資を2億5000万ユーロ(2億9800万ドル)増やす予定だ。
https://www.autonews.com/suppliers/continental-bets-automated-driving-growth-unit-overhaul