Thursday, April 15, 2021 10:08 AM

ヤマハ発、ハイパーEV向け電動モーター開発

 ヤマハ発動機は、高出力モビリティー向けの電動モーターを開発した。

 このユニットはハイパーEV(高出力電気自動車)向けの仕様となっており、最高水準の電力密度を提供する。試作品開発の受託を4月から開始した。

 ヤマハ発動機は、2020年から自動車などのモビリティー向けの電動モーター(35〜200kW)の試作品開発を受け付けている。同年2月には出力35〜200キロワット(kW)の高性能モーターの試作品を開発した。

 現状のユニットの最大出力は350kWクラス(動作電圧800V)で、ハイパーEVなど高出力が要求される分野に対応する。同社によると、インバーターとギヤを1つのユニットに統合することで、電動モーターのコンパクトな構造が実現した。同社は、車両1台に複数ユニットの搭載を想定してこのモーターを設計した。

 ヤマハ発動機は、350kWクラスのユニットをはじめとする同社製の電動モーター試作品を5月26〜28日に横浜市で開催される「人とくるまのテクノロジー展2021 横浜」に出展する予定だ。

https://global.yamaha-motor.com/jp/news/2021/0412/ev-motor.html