Thursday, May 13, 2021 10:09 AM
ポニーとルミナー、新しい自動運転プラットフォーム発表
中国の自動運転技術大手ポニー・エイアイ(Pony.ai=小馬智行)は、ライダー(光検知・測距装置)開発のルミナー・テクノロジーズ(Luminar Technologies、カリフォルニア州)と共同開発した新しい自動運転プラットフォームを発表した。
グリーンカー・コングレスによると、ポニーは量産型の自動運転車(AV)を2023年から世界展開する予定。次世代モデルにはルミナーのライダーユニット「アイリス」が完全統合され、360度対応のマルチセンサーを備え、ライダーを含むルーフラインは車のルーフからわずか10センチ高いだけの非常にスッキリした外観になる。
ポニーとルミナーのパートナーシップの目標は、高度なセンサーを統合したデザインで生産を拡張し、複雑な都市環境で安全な自動運転を広く提供することにある。
ポニーはまた、850平方キロメートル以上の営業地域内でAVの累計走行距離が500万キロを超え、ロボタクシー(自動運転タクシー)による移動サービスを22万回以上提供したと発表した。
ポニーは、18年後半に広州で中国初のロボタクシー・サービス「PonyPilot」のテストを開始した後、19年にカリフォルニアで一般向けに米国で初めてロボタクシー・サービスを開始した。現在は広州、上海、北京、カリフォルニア州アーバイン、フリーモントと米中5都市に事業を拡大しており、200台以上のAVを保有してロボタクシー事業を国際的に大規模展開する唯一の企業となっている。
また20年には、前年に締結した業務提携の延長としてトヨタから4億ドルを調達し、モビリティー・サービスにおける両社の協業を拡大した。
一方のルミナーは、世界の自動車メーカー上位10社中8社を含む50社以上の業界パートナーを持ち、20年はボルボ・カーズと業界で初めて消費者向けAVの生産契約を締結したほか、最近ではダイムラー・トラックおよびインテル傘下のモービルアイとも提携している。
https://www.greencarcongress.com/2021/05/20210511-pony.html