Wednesday, May 26, 2021 9:30 AM
ステランティス、ハイブリッドワーク導入へ
ステランティスは、事務職の従業員に対し、就労時間の70%を在宅で、30%をオフィスで勤務するハイブリッドワークを認める方針を固めた。新型コロナウイルスのパンデミックによって到来した「新しい機敏性の時代」に、働き方改革で対応する。
オートモーティブ・ニュースによると、ステランティスは10月から、ミシガン州オーバーンヒルズのクライスラー・テクニカル・センターでハイブリッドワークを4-6週間にわたって試験導入する。
北米ステランティスのHR特別プロジェクト責任者シャノン・ジューダ氏によると、同社は従業員同士が「職場を使って同僚とつながり、協力し、ワークショップやプロジェクト活動に参加している」と捉えている。今回の試験プロジェクトで得られる成果は他のグループや国々にも応用される予定。プロジェクトの準備中に従業員から返ってきた反応は、84%が「将来的には在宅勤務または組み合わせを好む」だったという。
テクニカル・センターの従業員は、10月の試験導入までに自分のオフィススペースを片付けるよう義務付けられている。ファイルや記録書類の保管や整理がその作業に含まれる。
ジューダ氏によると、従業員がオフィスに出勤したい場合、個人用スペースとグループ用スペースを予約できるようになる。「これは新しい考え方であり、この考え方に従っていつオフィスで仕事するのが最適かを従業員自身が柔軟に決断できる。オフィスは働くための道具だと当社は考えている」
フォードやGMも、事務系従業員の職場復帰計画について検討している。