Thursday, July 29, 2021 10:23 AM
フォード、ミシガン州にEV電池開発拠点
フォードは、電気自動車(EV)用電池技術の国際的な研究開発(R&D)拠点となる「フォード・イオン・パーク」をミシガン州ロムルスに開設すると発表した。
エレクトリック・カーズ・リポートによると、イオン・パークのアナンド・サンカラン代表は「フォードはすでに電動SUV『マスタング・マッハE』、2021年後半に発売する『Eトランジット』、22年春に発売する電動ピックアップ・トラック『F150ライトニング』など強力な新型車で電気革命を主導する計画を進めている。新しい研究拠点は、より高性能で手ごろな価格の電池を提供するための開発工程を加速させるのが目的で、ミシガンをEV開発の中心にするという当社の取り組みの1つ」と話した。
フォードは25年までに車両電動化に300億ドルを投じる予定で、22年に開所予定のイオン・パークは、EVの電池セルとセルアレイの開発、試験、製造に投じる1億8500万ドルの投資のうち1億ドルを占める。
フォードは10年、ミシガンを同社のEVの中核拠点(center of excellence)にすると公約し、他社との協力や迅速な技術共有を念頭に、R&D拠点の開設場所としてロムルスを選んだ。新しい施設は、最大200人のエンジニアを収容できるよう27万平方フィートの既存施設を改修し、電極、セル、アレイの設計および製造エンジニアリングとイノベーションのために世界最高の機器をパイロット規模で装備する。
https://electriccarsreport.com/2021/07/ford-confirms-romulus-mich-as-location-of-ford-ion-park/