Tuesday, October 05, 2021 10:20 AM
リビアン、EV用電池の自社製造を計画
新興電気自動車(EV)メーカーのリビアン・オートモーティブ(Rivian Automotive、カリフォルニア州)が、現在は韓国サムスンSDIから調達している車載電池を将来は自社製造する計画であることが1日分かった。新規株式公開(IPO)実施に向けて証券取引委員会(SEC)に提出した文書で開示した。
ロイター通信によると、アマゾンやフォードが出資するリビアンは文書で、電池の自社製造が「供給の継続性を提供し、成長を支える外部からの電池調達を補完する」と説明している。
リビアンは同文書で、2021年上半期に10億ドル近い赤字を計上したことを明らかにした。今後は製造能力の追加、電池生産、充電ネットワークなどで3年末までに約80億ドルの設備投資を見込んでいるという。電池の製造には、セル(最小単位の電池)開発、電池製造の専門知識、原材料の調達が含まれる。「将来的には独自セル開発とセルの自社製造に関する機能を拡張する予定であり、これらの機能は今後数年間で大幅に成長すると予想している」と述べている。
リビアンは4月、「R1T」ピックアップ・トラックと「R1S」SUVの電池サプライヤーとしてサムスンSDIを選定したと発表した。イリノイ州選出のディック・ダービン上院議員は8月、
リビアンの工場があるイリノイ州中央部にサムスンSDIが電池製造工場の建設を検討していると記者団に語った。
https://www.reuters.com/business/ev-truck-maker-rivian-plans-in-house-battery-cell-manufacturing-2021-10-02/