Wednesday, November 17, 2021 8:24 AM

カヌーのバッテリーサプライヤーにパナソニック

 20年に上場を果たしたEVメーカーのCanoo(カヌー、TonyAquila会長兼CEO)は、パナソニックをバッテリーサプライヤーとすることを発表した。これに合わせて、米国の施設を拡大する。アーカンソー州ベントンビルに本社と別の施設を設置する他、オクラホマ工場でのオペレーション拡大、アーカンソー州フェイエットビルでの研究開発センター設立などを矢継ぎ早に実施する。テック クランチが報じた。

 また、同社は、ライフスタイル車両の生産開始時期を2023年初頭から2022年第4四半期以前に前倒しすることも発表した。ライフスタイル車両は、オランダのVDL Nedcarに生産委託する。カヌーはこれまで、VDL Nedcarの工場で2022年に米国および欧州市場向けに最大1000台の生産を想定し、2023年には1万5000台を生産するとしていたが、8月に、23年の生産台数を2万5000台に引き上げた。

 カヌーは6月、オクラホマ州タルサに最初の工場を建設する計画を発表した。工場には今後、研究開発、ソフトウェア開発、カスタマーサポート、ファイナンスの各センターが設置される予定だ。工場従業員も含め2700人が雇用される。一方、オクラホマ州は、カヌーに4億ドルの援助を行う。

 カヌーの第3四半期決算は純損失が8090万ドルとなり、前年同期の2340万ドルから約4倍に拡大した。