Tuesday, January 18, 2022 9:52 AM

ホンダ米子会社幹部が、EV需要に慎重な見方示す

 40年に「脱ガソリン車」を達成する目標を掲げ、近く米市場向けEV生産地について発表する見込みのホンダは、EV需要がどの程度かについてはまだ疑問があるとしている。ブルームバーグが伝えた。

 同社はGMとの共同開発合意の一環として、24年に米国に2つの新型EVを投入する。

 ホンダの米子会社幹部デーブ・ガードナー氏は記者会見で、EV販売について「ホンダディーラーには最初は非常に地域的なものになると伝えている」と述べ、EVを急ぎ市場に出そうとする自動車メーカー各社の取り組みと「顧客の期待は少しばかりずれていると思う」と慎重な見方を示した。

 ガードナー氏はEVモデル増加は州・連邦政府の燃費基準厳格化が主導している。米国でバッテリーEV需要が買い手の間に拡大しているわけではなく、主に恩恵を受けているのはテスラだと指摘。「現時点で大半のバッテリーEV事業を1社が行い、しかも限られたれた市場でのみ売られている」と語った。

 ホンダはEV「プロローグ」と「アキュラ」のSUVモデルがどこで製造されるかについて明らかにしていない。ホンダ広報は、「近く」発表されると述べたが、詳細には触れなかった。