Wednesday, June 29, 2022 6:34 AM

フォード、電動ピックアップ2900台をリコール

 フォードは27日、ソフトウェアの問題でタイヤの空気圧低下の警告を適切に出せない恐れがあるため、電動ピックアップ・トラック「F150ライトニング」約2900台をリコール(回収・無償修理)すると発表した。

 ロイター通信によると、ライトニングのリコールは初めて。フォードは、タイヤの冷間空気圧の推奨値が、正しい42ポンド/平方インチ(psi)ではなく35psiに間違って設定されたため、タイヤ空気圧監視システムのライトが点灯すべき時に点灯せず、タイヤの空気圧低下を正しく警告できない可能性があると説明した。

 リコール対象車両の国別内訳は、米国が2666台、カナダが220台。このリコールに関連する事故やけがの報告はない。

 フォードによると、タイヤ空気圧が低いとハンドル操作性が悪くなり、車が制御できなくなって衝突リスクが高まる恐れがある。ディーラーは、未納車および直ちに修理を希望する顧客の車両のボディーコントロール・モジュールのソフトウェアを更新する。作業は約20分で終わるという。