Monday, August 08, 2022 6:19 AM

GM、手放し運転の利用可能区間を倍増

 GMは、ハンズフリー(手放し運転)機能を含む運転支援システム「スーパークルーズ(Super Cruise)」を使える道路区間が、北米で現行の2倍の40万マイル(約64万3740キロメートル)に延びたと発表した。

 ロイター通信によると、GMのシステムでは、センサーとソフトウェアによってドライバーは詳細にマッピングされた幹線道路をハンズフリーで運転できる。ドライバーは常に、車を操作できる状態であることが求められる。

 計画では22年後半から、スーパークルーズと最新の電子システムを搭載したGM車が、米国とカナダの中央分離帯がない幹線道路でも走れるようになる。現在は、スーパークルーズは中央分離帯のある州間道路でしか使えない。

 GMが新しくマッピングした道路の多くは、ピックアップ・トラックの人気が高い内陸部の田舎町にある。GMは22年後半、大型ピックアップ「シボレー・シルバラード」および「GMCシエラ」にスーパークルーズをオプション提供する予定。

 スーパークルーズ・システムは、テスラの「オートパイロット(Autopilot)」システムと同様、運転支援技術であって完全な自動運転システムではない。フォード、VW、メルセデス・ベンツなども主要市場で運転支援技術の展開を競っている。