Tuesday, August 16, 2022 7:09 AM
西部のスタバ店にEV充電器〜ボルボと協力、観光道路を電化へ
スウェーデンのボルボ・カーズは、コーヒーチェーン大手スターバックスと協力し、ワシントン州からコロラド州までの複数のスタバ店舗に、一般市民が使える電気自動車(EV)用急速充電器を備え付ける。このほどユタ州プロボのスタバ店に初めて4台の充電器が設置され、8月中に使用可能になる予定だ。
グリーンカー・コングレスによると、両社が3月に発表したEV充電器設置計画は、西海岸北部から西部の4都市(シアトル、アイダホ州ボイジー、ユタ州ソルトレイクシティー、デンバー)を結ぶ1350マイル区間(約2000キロ)を、EVで移動できる道にすることを目標にしている。最大15カ所のスタバ店に約60台チャージポイント(ChargePoint)製の急速充電器を置く予定。
この地域には、スノークォルミー峠(WA州)、スネーク川(ID州)、アーチーズ国立公園(UT州)、ベイル(CO州)などの景勝地があり、国有林も6カ所あって車で移動すれば多様な自然や文化が体験できるが、これまでEVの充電インフラが整っていなかった。
2022年末までには、100マイル間隔を目安にスタバ店舗に充電器が設置される予定。ほとんどのEVの航続距離はこれより長いため十分対応でき、現在EVを所有する人や購入を検討している人にとって魅力的な観光ルートになると考えられる。
チャージポイントのDC(直流)急速充電器は、例えばボルボのEV「C40 Recharge」を容量20%から90%まで約40分で充電できる。車載情報システムや携帯電話で、チャージポイントのアプリを使えば、EV充電器があるスタバ店舗を探すこともできる。