Tuesday, October 25, 2022 8:15 AM
テスラ、ESSの危険警告システム「H.E.L.P.」導入へ
電気自動車(EV)大手テスラは、エマージェンシー・セーフティー・ソリューションズ(ESS、テキサス州)が開発した車両危険警告システム「ハザード・エンハンスト・ロケーション・プロトコル(H.E.L.P.)」 を世界的に導入する。
ESSのプレスリリースによると、H.E.L.P.は路上の故障車や異常な動きをする車との衝突を防止する仕組み。テスラはH.E.L.P.を導入する最初の自動車メーカーとなり、まずは無線更新(OTAアップデイト)で北米のテスラ車に搭載する。
H.E.L.P.は、法令に準拠した安全コミュニケーション技術で、車載ディスプレイや衛星利用測位システム(GPS)ナビゲーションアプリを通じて対向車のドライバーに通知する「H.E.L.P.デジタル・アラート」と「H.E.L.P.ライティング・アラート」「インテリジェント・コントロール」が含まれている。
ESSはH.E.L.P.の車載化を実現するため、8月に車載・消費者用電子機器のVOXXオートモーティブ(VOXX Automotive、フロリダ州)と提携している。ESSのトム・メッツガーCEOは「テスラは、乗用車に初のイノベーションをもたらしている市場リーダーで、世界中の何百万台ものテスラ車にH.E.L.P.技術を実装することはその証明だ。世界では毎年何万人もの死傷者が出ており、H.E.L.P.搭載は故障車や問題車両への衝突という厄介な安全問題を克服するための記念すべき一歩」と話している。
https://www.ess-help.com/blog/emergency-safety-solutions-inks-deal-with-tesla-for-global-implementation-of-h-e-l-p-r-technology