Thursday, October 27, 2022 7:27 AM
ヴァレオ、SRGと提携〜次世代のフロント照明開発で
フランスの自動車部品大手ヴァレオ(Valeo)は、北米および欧州の自動車メーカーと取り引きする関連業界向けにスタイリッシュで統合された革新的な外装照明システムを開発するため、プラスチック表面加工技術のSRGグローバル(SRG Global、ミシガン州)と提携した。
ヴァレオは照明やワイパーを含むビジビリティー(視界確保)システムの世界的リーダーで、SRGは自動車業界向けプラスチック用ハイバリューコーティングを製造している。
ヴァレオのプレスリリースによると、ビジビリティーシステム事業グループのマウリツィオ・マルティネリ社長は「ヴァレオとSRGはこの戦略提携により、車の電動化に伴って成長する外装フロント中央部の大手になる。ヴァレオ・ライティング・システムズとSRGグローバルのチームワークおよび補完性が顧客満足度を向上させ、両者に新しい商機をもたらす」と話している。
ヘッドランプ以外の車の外装照明は、ブランドと個性の確立を目指して急速に変化している。自動車市場はインタラクティブで直感的な照明ソリューションにますます力を入れており、少なくとも短中期的には多くのメーカーが量販車向けにイルミネーション・グリル/ロゴを採用すると予想されている。
また外装照明は、歩行者、自転車、他の車やドライバーに危険を警告できる安全関連コミュニケーションにおいても重要な役割を果たす。さらに、自動車業界がコネクティビティー(通信接続性)、自動運転、電動化など新しい流れを重視するようになったことも、車の照明システムを一層改善する動機付けになっている。
自動車メーカーは新車にスマート・ヘッドライトを搭載しており、まぶしくない照明を提供するだけでなく、ウェルカム/グッドバイ、マーカーライトのほか、ナビゲーションなどの運転情報を道路に投影するといった追加機能を提供している。
https://www.valeo.com/en/valeo-and-srg-global-enter-a-strategic-alliance/