Tuesday, November 15, 2022 5:52 AM
ティアフォー、自動運転の商用ソフトウェア・プラットフォーム提供開始
日本を拠点にオープンソースの自動運転技術を開発する新興企業ティアフォー(Tier IV、本社・愛知県)は、顧客の自動運転システム開発から運用までを支援する商用ソフトウェア・プラットフォーム「Pilot.Auto」および「Web.Auto」の提供を開始した。
同社のプレスリリースによると、これらのプラットフォームは、交通制限された閉鎖空間から歩行者と車が混在する市街地まで、幅広い運行設計領域(ODD)を対象としている。
「Pilot.Auto」は、ティアフォーが開発を主導している自動運転用オープンソース・ソフトウェア「Autoware」をベースとした自動運転ソフトウェアプラットフォームで、パートナー企業はこれを使って、ティアフォーが提案するレファレンスデザイン(参照設計図)を基に独自の自動運転システムの開発と運用を実現できる。
「Web.Auto」は、「Pilot.Auto」を活用して構築した自動運転システムの開発と運用を効率化させるDevOps(開発チームと運用チームが協力してつくる)ソフトウェア・プラットフォーム。これらのプラットフォームを活用することで、企業は目指す自動運転システムの開発コストを大幅に削減し、市場投入までの時間を大幅に短縮できる。
「Pilot.Auto」と「Web.Auto」は、自動運転システムの開発における顧客のスキルアップを目的とした製品で、開発から車両構築、適合、評価、運用までの全工程が対象となる。
https://tier4.jp/media/detail/?sys_id=6YY5VzkMZJYfzfmd0CH9gT&category=NEWS