Monday, January 09, 2023 5:53 AM

ボルグワーナー、31年までにスコープ3排出量を25%以上削減へ

 自動車パワートレイン部品大手ボルグワーナー(BorgWarner、ミシガン州)は、企業活動と関連する他社の地球温暖化ガス(GHG)排出量(スコープ3)の絶対量を、31年までに21年比で最低25%削減する計画を進めている。

 同社はすでに、企業活動からの直接排出量(スコープ1)と間接排出量(スコープ2)について、30年までにそれぞれ21年比で85%削減するという目標を掲げている。スコープ3の目標も、SBTi(Science Based Targets initiative=科学と整合した目標設定のイニシアチブ)の認証を得るために正式に発表した。

 ボルグワーナーは世界的な事業運営において、再生可能エネルギーの活用と各拠点の効率化を重視する姿勢を強めており、スコープ1およびスコープ2の目標達成に向けて大きく前進している。

 スコープ3の目標達成では、製品ポートフォリオを電化中心に移行し、再生可能な材料および再生材料の含有量を増やし、製品を軽量化し、持続可能な原材料を選択することに取り組む。