Thursday, February 02, 2023 6:02 AM

GM、EVに円筒形電池使用を検討〜パウチ型から変更か

 GMは、電気自動車(EV)にパウチ(小袋)型ではなく円筒形の電池を採用することを検討している。韓国メディアのTHE ELECが事情に詳しい関係筋の話として伝えた。

 また、GMはこの動きに関連して、EV用電池事業アルティアム・セルズを共同運営する韓国LGエナジーソリューション(LGES)と、国内第4の電池工場を建設する計画の延期を協議したという。

 関係筋によると、GMはこれまでLGESが供給するパウチ型電池をEVに使ってきたが、今後円筒形を採用する計画を最終決定する可能性が高く、GMの将来のEVプラットフォームは円筒型電池対応型になる。さらに、GMが選ぶのはテスラも採用している4680型電池になる可能性が高いという。4680は、円筒の直径が46ミリメートル(mm)、高さが80mmであることを示す。

 BMW、ボルボ、ステランティスなど他の自動車メーカーも、生産面で他のタイプより有利な4680型の円筒形電池の採用を計画している。GMが円筒形電池を選択する可能性が高い理由の一つには、原材料の高騰が続いていることがあり、円筒形電池は最も古いタイプの電池であるためメーカーにとってはコスト削減の余地が大きいという。