Thursday, February 16, 2023 8:00 AM
エレクトロビット、ソニーホンダのEV試作車にソフトウェア提供
独コンチネンタル傘下の車載ソフトウェア大手エレクトロビット(Elektrobit Automotive=EB)は、ソニー・ホンダモビリティ(SHM、東京都)が開発している革新的な電気自動車(EV)「AFEELA(アフィーラ)」のプロトタイプにソフトウェアとサービスを提供する。
EBのプレスリリースによると、アフィーラのプロトタイプは1月にラスベガスで開かれた国際IT家電見本市CESで公開され、2025年に量産開始が予定されている。
EBのマリア・アンハルトCEOは「私たちは、より刺激的で感情豊かな新しいユーザー体験を創造するという理想を軸に、SHMとともにモビリティーを再構築しており、ソフトウェアはその出発点。この車にはあらゆるユーザー体験の可能性を生み出す膨大なコンピューティングパワーが搭載されているが、同時にシステム基盤のより高い要求を満たすという課題に直面した。結果的に、同社はこのプロジェクトで、従来の自動車メーカーとサプライヤーの関係をはるかに越えた中心的な役割を果たすことができた。アフィーラのプロトタイプは、こうしたソフトウェア優先の考え方から得られる潜在的な利点を表している」と話している。
EBとソニー・ホンダの関わりは、ソニー初のEV「ビジョンS」の最初の2種のプロトタイプ開発を中心に19年から始まった。アフィーラのプロトタイプでは、EBがソフトウェア・アーキテクチャーを設計し、クアルコムの高性能電算(HPC)プロセサー向けのソフトウェア、ソフトウェアスタック、すべてのコクピット・ディスプレイを動かすUXデザインまでを含むコクピット・システムの開発で協力した。
https://www.elektrobit.com/jp/newsroom/elektrobit-reveals-sony-honda-ev-prototype/