Tuesday, April 25, 2023 6:41 AM

三菱電、自動車機器事業を分社化〜CASE事業は協業検討

 三菱電機は24日、自動車機器事業を1年以内を目安に分社化することを決めたと発表した。収益の改善に向けて、意思決定の手順を簡素化し、スピード感のある事業運営を目指す。

 通信接続、電動化、自動運転などCASE関連事業では、技術の相乗効果が見込める良好なパートナーとの協業を模索する。

 電動パワーステアリング製品など同社の強みが生かせる事業は、コスト削減と効率化の推進に加え、価格転嫁の加速など取引先との条件の見直しや、不採算プロジェクト・機種から収益性の期待できるプロジェクト・機種への経営資源の集中を進めて成長を目指す考えだ。

 また、カーナビなど収益改善が難しいカーマルチメディアなどの事業は、早期の終息を進める。

 分社化が連結業績に与える影響は軽微だという。

https://www.mitsubishielectric.co.jp/news/2023/0424.pdf