Thursday, August 03, 2023 7:03 AM

三菱ふそう、アンプルと提携〜電池交換式の電動トラック生産へ

 ダイムラー傘下の三菱ふそうトラック・バスは、電気自動車(EV)用電池の交換技術を開発するアンプル(Ample、カリフォルニア州)と提携し、アンプルの技術を搭載した電動トラックを生産する。

 グリーンカー・コングレスによると、三菱ふそうはまず、同社の電動トラック「eキャンター(eCanter)」最新版への技術搭載をこの冬から日本で始める予定。eキャンターは当初62〜200マイルの航続距離を提供するが、他の走行仕様に対応するため航続距離の延長も視野に入れている。

 アンプルの次世代電池交換ステーションでは、5分で電池の交換が可能になる。ラストマイル配送トラックにガソリンスタンドの給油と同じような体験を提供できるため、車両を最大限に活用できる。さらに、ステーションは後退の必要がないドライブスルー方式になっており、電池の交換中にもトラックの荷物の積み下ろしができる。

 アンプルは、近くeキャンターを導入してフリートの電動化を図る企業を発表する計画だという。