Thursday, October 19, 2023 7:08 AM
ZF、オーシャニアリングとの提携拡大〜自動運転シャトル提供へ
ドイツの自動車部品大手ZFは、専用レーンを走るよう設計された自動運転シャトル(送迎車)「Group Rapid Transport(GRT)」の米国導入に向け、エネルギー・航空宇宙などの産業に技術サービスや製品を提供するオーシャニアリング・インターナショナル(Oceaneering International、テキサス州)との提携を拡大した。
ZFのプレスリリースによると、オーシャニアリングはZFの子会社トゥーゲットゼア(2getthere)と30年以上提携しており、世界中のテーマパーク向けに自動運転シャトル・システムの設計、開発、改良に取り組んできた。今回の提携拡大では、オーシャニアリングのエンジニアリング、製造および統合に関する専門知識と、自動運転に必要な生産機能の開発におけるZFの知識を組み合わせ、数年以内に数千台の「GRT」シャトルによる移動サービスの提供を目指す。
ZFはGRTの生産と配給をオーシャニアリングにライセンスし、ZFはサービスの開発、自動運転(AD)ソフトウェア、より高い水準のADの専門知識を提供する。
ZFのアレクサンダー・マコウスキー上級副社長(自動運転モビリティー製品ライン担当)は「この提携は、自動化された快適で手頃な価格の、安全なクリーン・モビリティーを、誰もがどこでも利用できるようにするという目標に向けた重要な一歩。自動運転シャトルは、未来の都市モビリティーを形成する上で、交通量、車両台数、排ガスを削減するための重要な回答」と話している。
オーシャニアリングは、すでに空港やテーマパークの分野でいくつかの商機の可能性を見出しており、移動サービスの産業構造を強化し、自動運転による人とモノの効率的な移動を目指す企業、都市、自治体にサービスを提供していく予定。
https://press.zf.com/press/en/releases/release_62532.html