Wednesday, March 27, 2024 8:10 AM
レダーテック、ルネサスとライセンス契約
車載用ライダー(光検知・測距装置)開発のレダーテック(LeddarTech、カナダ)は、プログラマブル・システム・オン・チップ(SoC)製品群「LCA2」および「LCA3」の商業化のため、ルネサスエレクトロニクス・アメリカと長期ライセンス契約を結んだ。
プレスリリースによると、レダーテックは、先進運転支援システム(ADAS)、自動運転(AD)、駐車用アプリケーション向けに特許取得済みの画期的な人工知能(AI)ベース低レベルセンサーフュージョンおよび知覚ソフトウェア技術「レダービジョン」を提供しており、ルネサスエレクトロニクス・アメリカ(旧IDT)と提携して「LCA2」および「LCA3」プログラマブルSoC製品を開発した。
AIベースの低レベル・フュージョンや知覚機能を組み合わせたレダーテック独自のライダー・ソフトウェアは、自動車メーカーやティア1およびティア2サプライヤー向けADASやAD商品ラインの根幹となっている。レダーテックは「レダービジョン」を基盤に純粋な車載ソフトウェア企業へと戦略的シフトを進めており、今回のルネサスとの契約はその結果の一つ。
レダーテックはこの移行に関連して、ソリッドステート型ライダー製品および技術に関する戦略提携先や顧客とのライセンスモデルを追求しており、今回のルネサスとの取り決めは、この流れの中で最も顕著な動きの一つと言える。