Monday, April 08, 2024 7:05 AM

ニコラの燃料電池トラック、1-3月納入台数が予想上回る

 電動トラックメーカーのニコラが4日発表した2024年1〜3月期の水素燃料電池大型トラックの納入台数は40台で、ビジブル・アルファのアナリスト予測(30台)を上回った。株価を大きく落としたいくつかの困難を経て、電動トラックから燃料電池トラックへと同社の技術転換が進んでいることを示している。

 ロイターによると、電気自動車(EV)業界は、インフレ抑制のための高金利によって消費者の支出が圧迫され、比較的安いハイブリッド車(HV)に人気が移って需要が減退している。

 ニコラの1〜3月期生産台数は43台。3月末時点で在庫として残った燃料電池トラックも4月の早い時期に納入される予定だという。

 同社は3月、カリフォルニア州とカナダのアルバータ州に1カ所ずつ水素燃料補給施設を開設しており、スティーブ・ガースキーCEOは「当社の『ハイラ(HYLA)』水素燃料供給ソリューションの稼働に伴い、今後は一層の販売の伸びが期待できる」と話した。

 ニコラは2月、24年は最大350台の燃料電池トラックを納入するという目標を設定。23年10〜12月期は35台を納入したと発表した。

 23年は、創業者のトレバー・ミルトン氏が詐欺罪で禁固4年の判決を受けるなど波乱が続き、株価は20年の上場時から90%以上も下落した。8月には電池パック内の冷却液漏れが車両火災の原因になっていることが調査で判明したため、納入済みのバッテリー式電動トラック全てをリコールしている。