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Tuesday, April 16, 2024 8:10 AM

フォード、電動ピックアップトラックを一部値下げ

　フォードは、電動ピックアップトラック「F-150ライトニング」の一部モデルで価格を最大5500ドル引き下げたと発表した。需要の落ち込んだEV市場に対応するためだと、ロイターが報じた。

　F-150ライトニング「XLT」の価格は2000ドル下がって6万2995ドル、「ラリアット」の価格は3.14%下がって7万6995ドルになる。「フラッシュ」の価格は5500ドル下がって6万7995ドル。「プロ」と「プラチナ」の価格は据え置いた。

　フォードはこれに先立ち、新型ピックアップトラック「F-150」と「レンジャー」を北米ディーラーに出荷し、2月に停止したF-150ライトニングの出荷を再開すると発表していた。

　EV需要は不安定なため、自動車メーカーは消費者の好みに合わせてハイブリッド車に力を入れている。フォードの第1・四半期の販売台数は、EVが前年同期比86.1%増、ハイブリット車は同42%増だった。

　同社は1月の販売が急減したことを受け、2月にEV「マスタング・マッハE」の価格を最大8100ドル引き下げた。またセダン、SUV、トラックに適用できる新たな低コストEV向けアーキテクチャーの開発にも取り組んでいる。

　一方、米市場でEV首位のテスラも期間限定で、最大量販車のモデルYを7000ドル、値下げした。増加している在庫の一掃を図っているとみられている。

　ブルームバーグ・インテリジェンス（BI）のアナリスト、ケビン・タイナン氏のリポートによると、EV在庫は業界全体で1-3月（第1四半期）に202%増加した。