Monday, February 03, 2025 6:22 AM

テロトラックス、太陽電池導入でアプテラと提携

 新興電気自動車(EV)メーカーのテロ・トラックス(TELO Trucks、カリフォルニア州)は、太陽電池を搭載したソーラーEVを開発するアプテラ・モーターズ(Aptera Motors、カリフォルニア州)と提携し、小型電動ピックアップトラック「TELO MT1」でソーラーパネル内蔵オプションを提供する。

 エレクトリック・カーズ・リポートによると、これでテロのEVの購入者は最大3種のソーラーパネルを選択できるようになり、遠い場所でも移動中に充電ができる上、エネルギー自給率が向上する。

 提供されるソーラーパネルのオプションは以下の通り。

・ルーフトップ・トラックキャブ・ソーラーパネル:キャブ(車室)上部にパネルを統合し、毎日のエネルギー生成を最大化する

・トノー・トラックベッドカバー・ソーラーパネル:荷台カバーにソーラー設備を搭載し、収納の多様性を保ちながら発電機能を追加

・キャンパーシェル・ソーラーパネル:キャブから荷台の上に伸びるパネルで充電容量と収納オプションを拡大

 アプテラ製のソーラーパネルは、太陽光が最も強い時間の出力がそれぞれ最大200ワット(W)で、場所や季節によって1日1〜2キロワット時(kWh)の電力量を供給する。

 テロの車両は走行1マイル当たりの消費電力量が200〜300ワット時(Wh/mi)程度で、ソーラー・オプションによってエネルギー需要が大幅に抑えられ、航続距離を延ばせる。この技術は屋外の活動にも日常の運転にも適しており、購入者は予約時に希望のソーラーシステムを選択し、ニーズに合わせてトラックをカスタマイズできる。

 アプテラは、太陽電池を搭載した通勤車両の先駆けで、テロとの提携では、自社の専門技術とテロの革新的な設計を組み合わせ、切れ目のない統合と最大限のパフォーマンスを実現する。

 両社は年内にソーラーパネル・オプションの予約販売を開始する予定。