Wednesday, October 01, 2025 7:20 AM

GMとフォード、EVリースの7500ドル税控除を延長

 GMとフォードが、EVリースに対する7500ドルの税額控除の利用期間を、連邦補助金の期限である10月1日以降も延長するプログラムを実施する。

 ロイターによると、プログラムではGMとフォードのファイナンス子会社が購入契約をすませ、ディーラー在庫のEVの頭金を支払うことで購入を開始する。この頭金支払いで、金融会社が1台7500ドルの連邦税控除を引き継ぐ要件を満たすことになる。

 ディーラーはその後も顧客にEVのリースを提供し、確保されている7500ドルの補助金をリース料に反映させる。

 両社のプログラムは、制度の盲点をつくことで、税控除の廃止による影響を避け、補助金を利用した販売の続行を目的としている。

 GMは29日、「ディーラーと協力して、顧客がEVのリースに対する税額控除の恩恵を受けられるよう、延長措置を講じた」と述べた。

 フォードは、フォード・クレジット部門を通じて12月31日まで顧客にEVリースを競争力のある料金で提供できるよう取り組んでいると説明した。

 3人の消息筋によると、GMとフォードは内国歳入庁(IRS)の当局者と協議した上で、法に触れないギリギリのプログラムを考案した。ロイターは、他の自動車会社が似たような販売をしているかはわかっていないとした。