Monday, December 08, 2025 6:09 AM

ドーナツラブ、EV開発用プラットフォーム発表

 フィンランドの新興企業ドーナツ・ラブ(Donut Lab)は、電気自動車(EV)開発用のソフトウェア・プラットフォーム「DonutOS(ドーナツOS)」を発表した。

 オートモーティブ・ワールドによると、DonutOSは、同社の「デジタルツイン2.0」技術によってコンピューター上の仮想モデルと実車の挙動を統合し、ハードウェアが出来上がる前に車両の設計、シミュレーション、検証ができる環境を提供する。機械、電気、挙動、センサー、ユーザーインターフェイス(UI) といったシステムを同一環境で扱えるのが特徴だ。

 デジタルツイン2.0技術は、すべてのシステム、センサー、制御ユニット、データフローを反映した「仮想車両」と実車の挙動を連携させる。これでエンジニアらは、車両を製造する前に車両が物理的条件、環境、センサー入力などにどう反応するかを試験でき、ソフトウェアは出来上がった実車にも搭載できる。

 マルコ・レフティマキCEOによると、ドーナツOSは、特に小規模なモビリティー企業の開発速度を上げることを目的に開発された。