Friday, December 19, 2025 6:53 AM

トヨタ、米国製3車種を「逆輸入」へ〜2026年から

 トヨタは19日、米国製の「カムリ」など計3車種を2026年から日本へ輸入して販売すると発表した。ロイターが伝えた。

 海外製の日本車輸入は「逆輸入」と呼ばれる。トヨタは10月、トランプ大統領に対日貿易赤字縮小に貢献する姿勢を示すため、逆輸入の可能性を検討していると発表していた。

 トヨタが逆輸入するのはカムリ(セダン)のほか、SUV「ハイランダー」とピックアップトラック「タンドラ」。トヨタにとっては、日本の販売車種を増やせる利点がある。ただ米国は人件費が高く輸送コストもかかるため、採算が課題になりそうだ。

 日産自動車やホンダも米国からの逆輸入を検討している。

 トヨタは11月からノースカロライナ州で139億ドル規模の電池工場を稼働させ、ハイブリッド車(HV)の生産増強に備えている。同社はまた、今後5年間で100億ドルを米国での製造に投資する計画も明らかにしている。