Thursday, March 05, 2026 6:30 AM

テンサーとアーム、次世代AV開発で提携

 個人向け自動運転車(AV)開発のテンサー(Tensor、カリフォルニア州)と英半導体設計大手アームは、自律型AI(人工知能)を備えた次世代のAV開発で提携する。

 ADAS & オートノマス・ビークル・インターナショナルによると、テンサーは、既存プラットフォームへの後付けではなく、最初からAIやデータ処理機能を組み込んだAVを設計している。アームは、テンサーのパーソナルAV「Robocar(ロボカー)」向けに演算アーキテクチャーを複数年に渡って提供する。

 テンサーのロボカーは、垂直統合型のレベル4自動運転スタックと、カメラ37台、ライダー(光検知・測距装置)5台、レーダー11台、マイク22個、超音波センサー10個、IMU(慣性計測装置)3台、衛星測位システム(GNSS)、衝突検知器16個、水位センサー8個、タイヤ空気圧センサー4個、煙検知器などで構成される広範囲なセンサー群と、トライバンド5Gの高速通信で機能する。

 アームの計算プラットフォームによってロボカー全体に安全機能を持つ知能が分散し、車両が環境の変化を認識して、状況を理解・適応しながら走行できるようになっている。各ロボカーには433個のアーム製コアが組み込まれており、高スループットAI処理用の「Neoverse AE」、自律型AIキャビンとピーク性能システム制御用の「Cortex-X」、バイワイヤー駆動やライダー、冗長性、汎用コンピュート用の「Cortex-A」、リアルタイム安全重要システム用の「Cortex-R」、低消費電力サブシステム管理用の「Cortex-M」が含まれる。

 ロボカーは2026年に米国、欧州連合(EU)、中東市場で提供される予定。