Wednesday, January 04, 2017 12:08 PM

「やるべきこと一つ一つ」 新年最初のW杯に臨む高梨

 ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子で2季連続4度目の個人総合優勝を狙う高梨沙羅(クラレ)が4日、ドイツのオーベルストドルフで7、8日に行われるW杯へ羽田空港から出発した。新年最初の2戦で弾みをつけたい女王は「やらないといけないことを一つ一つやっていく」と述べた。

 ヒルサイズ(HS)が100メートル前後のノーマルヒルで実施されることが多いW杯女子では珍しく、今大会はHSが137メートルのラージヒルで行われる。高梨にとって初めて飛ぶジャンプ台になるが、北海道上川町の実家で年を越した際に、同じ会場での男子の試合をテレビで観戦してイメージを膨らませた。ジャンプ台の形状から空中の後半の伸びが鍵になると予想し「スピード感を大事に飛びたい」と意気込んだ。

 年始には初詣に行き「今年もいい年になりますように」とお願いした。おみくじは「小吉」だったそうだが、タイトルは自らの力で引き寄せる。(共同)